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女性が安全でない中絶をまだ続けざるをえない」とありますが、これは地域地域によって、または国によっては法律が異なります。
ご存じだと思いますが、どのように女性をこの状況から救うかということに対しては建設的な提案はまだ出ておりません。4ぺージに移りますとHIVとエイズに関することが書かれております。これは女児がそういった現状にさらされていると書いてありますが、女児だけではなくて男の子も同じ条件にあるわけです。5ぺージ、これは私の観察でありますが、この最後のセンテンスに、「私どもは先進国及び発展途上国のパートナーに平等に政府開発援助の20%を、国の予算の20%をこの基本的な社会プログラムに割り当てることを、推奨する」と書いてあります。実際に政府がこのような予算の配分をもっと活発にやっていくということを意味しているのでしょうか。そして、「この軍事支出を削減する」ということは削除したほうがいいと思います。

 

総括報告責任者;ナフィシア・ポイ議員(インドネシア)
この全体の決議は、女性の問題、女性の地位向上だけを目標としてはおりません。だからこそ、表題にジェンダーと女性とわざわざ付け加えております。家族、家庭、女性と男性の関係、そして、子ども、青少年、男の子、女の子という言葉があちこちに出てきております。具体的な提案をもう少しはっきりと文章にして提出していただきたいと思います。
先程第3ぺージの第2段落のお話がございましたが、青少年といいますと、これは本当は男の子と女の子です。また、安全でない妊娠中絶の話、そして5段落目がその答えになっているのではないかと思います。私どもも、このジェンダーを認識したリブロダクティブ・ヘルス、家族計画のサービスを拡大して提供していかなければならないということを確認しています。カイロのICPDにおいても、中絶を、最後の段階で防止するのではなくて、最初、望まない妊娠というものを根絶するところから始めていかなければいけない、ということを話し合ったと思います。
HIV、エイズについては、おっしゃる通りです。女の子だけではありません。この文章の中では、爆発的なHIVとエイズの拡大ということを言っております。女の子だけではないということで、どのように訂正したらよろしいでしょうか。「新しい生殖技術」このあとに持っていったほうがよいのではないでしょうか。
それから「20・20」の割り当て、これはすでに合意され、調印されているものですが、リオで始まり、カイロでもこれが提案され、合意され、また、コペンハーゲンでも決議として採択されていることです。

 

ニルパマ・ラシャパクセ議員(スリランカ)

 

 

 

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